院長からのメッセージ
ご挨拶
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- 2013年11月01日
皆様はじめまして。
うらの眼科クリニック院長の浦野哲(うらの とおる)と申します。
「うらの眼科クリニック」をH21年12月の開業以来、3年が経ちました。
難しい時代につつがなくやってこられたのは日頃ご支援いただきました皆様のお陰だと感謝しております。
私は、17年間在籍しました大学病院では主に緑内障とぶどう膜炎いう病気を中心に診療を行ってきました。
「緑内障」という病気は、我が国で500~600万人の患者がいると推測され、40歳以上の5%が罹患しており、70歳代では実に10%以上ともいわれています。また、我が国の中途失明原因の第1位の病気となっています。初期~中期(病期)の段階では自覚症状はほとんどないため、発見が遅れることが多く、気がついたときにはかなり進行してしまっている(視野が欠ける)ことは決して珍しいことではありません。
残念ながら、現在の治療では緑内障を治すことは不可能であるため、早期発見早期治療が非常に大切になってきます。
40歳を越えたら視力が良くても検査を一度受けられることをお勧めします。
「ぶどう膜炎」という病気は、なかなか聞き慣れない言葉だと思います。眼の中の色素を多く含み、血流の多い組織に起こる炎症を
まとめて「ぶどう膜炎」といいます。
原因は多岐にわたり、現在の医学でもはっきりしないものもあり、原因を特定できないこともしばしばです。
注意していただきたいのは、症状が良くなったということで治療や通院をやめてしまわないことです。
一旦症状が良くなってもしばらくするとまた病気が再発することがあり、白内障や緑内障などの合併症が出現することがあります。
「ぶどう膜炎」は一見やっかいな病気ですが、医学が進歩したことで新しい薬も開発され以前と比べて治療も進歩しています。
病気の性質をよく知っていただき、病気とうまく付き合っていくことが大切だと思います。
そのほか眼科全般について、わからないことや不安なことがあればお気軽にご相談ください。
皆様から愛され信頼されるクリニックを目指して参ります。今後ともどうぞよろしくお願いします。