緑内障について

緑内障とは?

緑内障

主に眼圧が高くなることにより、視神経がおかされて、視野障害が起こる病気です。中年以降の人に多く見られ、進行すると失明に至ることもあります。一度障害された視神経は、元に戻すことができないので、定期的な検査で早く見つけて治療することが大切です。

 

 

緑内障の原因

外界からの光は、瞳孔から水晶体を通って、網膜に像を結びます。その働きを正常に維持するには、眼球に適度な張りが保たれていなければなりません。その張りを保っているのが眼球内の圧力、すなわち「眼圧」です。

眼圧を一定に保っているのは、毛様体から分泌される「房水」という水分です。この房水の産生と排出のバランスがとれていることで、眼圧も一定に保たれています。ところが、房水の通り道が詰まるなどして排出がうまくいかなくなると、房水がたまって、眼圧が上がります。すると、視神経が圧迫されて障害されるために、視野障害が起こるのです。

しかし、最近では眼圧が正常でも緑内障になる人が増えています。

 

緑内障の治療

緑内障の治療の目的は、病気がそれ以上進まないようにすることです。つまり、早く治療を始めるほど、長く良い状態を保つことができるのです。

[薬物療法]
眼圧を下げるために目薬や飲み薬で治療します。急いで眼圧を下げなくてはならない時は注射薬が投与されます。
[レーザー療法と手術療法]
緊急に眼圧を下げる必要のある場合や、薬だけでは効き目が不十分な場合にレーザー治療や手術が行われます。